Vリーグvs東京女子体育大学戦  11月7日@一ノ宮グラウンド

うろこ雲が広がり爽やかな秋晴れの中行われた、Vリーグ決勝進出を賭けた1戦。時折肌を刺す様な風が吹くが、土のグラウンドを縦横無尽に駆け巡り、寒さを吹き飛ばしたい。

試合開始。#68中田を中心とした強気なDFで慶應のポゼッションを保つが、得点に繋がらない。試合開始10分、#54宮本のパスを受けた#18山名がゴール前で2枚のDFを交わし、1-0。先制点をあげ、勢いに乗った慶應。#09宮内が運んだボールを、#57矢代が決め2-0。しかし、その後ドローから相手のセットに持ち込まれると、2得点入れられ、同点に追いつかれる。そしてそのまま2-2で第1クオーターを終えた。
更なる得点をあげるべく、第2クオーター開始。序盤から攻められ、2-3と逆転を許してしまった慶應。ゴーリー#13三浦からパスを受けた#60矢島がその勢いのまま遠目からシュートを放ち、3-3。その後慶應は、果敢にボールを運ぶも、パスミスの隙を突かれ、更なる失点を許してしまう。なんとか同点に追い付きたい慶應。第2クオーター終了1分前、#55屋代までボールを回すと、得意とする左上からのロングシュートを決め、同点に追いつく。4-4で第2クオーター終了。
第3クオーター開始。ゴール前からの素早いパス回しで人数有利を作ると、#18山名がシュートを決め、5-4。その後も、ゴール裏でDFとの駆け引きに勝った#54宮本がフィードパスを出し、それを#18山名が押し込み、6-4。更に、ゴール前のグラボを素早く拾った#67塩田が追加点を上げ、7-4。熾烈な攻め合いから一歩抜け出した慶應は 、7-4で第3クオーター終了。
第4クオーター開始。相手ゴーリーのクリアパスをインターセプトした#60矢島からパスを受けた#17岩本がシュートを決め、8-4。そして今季慶應が強みとするゲーゲンプレスライドで相手からボールを奪い返すと、#18山名が本日4得点目をあげ、9-4。その後、ゲーム終了直前に1点を返され、9-5で試合は終了した。

一時逆転されるも接戦を制し、決勝進出を決めた慶應。得点力不足という課題と向き合い、控えるVリーグ最後の試合を笑顔で終わりたい。

大久保ヘッドコーチからのコメント
Vリーグvs東京女子体育大学
-グラウンドへの適応力-

試合序盤は、いかに今回のグラウンドに適応出来るかの勝負であった。狭い中でのミニゲームの様なゲーム運びだけでなく、硬い地面での跳ねるグラウンドボールの処理が出来ず、前半は締まりが無かった。しかし、第3クオーター以降は慣れ、流れに乗る事が出来た。ただ、相手のボールマンにプレッシャーを掛けミスを起こさせたものの、9点しか奪えなかったのは技術不足である。本来であれば、20点は奪えるゲームである為技術が半分程しか足りていない事に気付かされた。日体戦迄に少しでも練習をし、技術を上げる必要が有る事に各々が気付くきっかけとなった試合であった。

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