優勝に懸ける想い -vol.6-

小林 凜 (#42 DF)

女ラク1の情報通、はなこからバトンを受け取りました、4年DF#42の小林凜(りん)と申します。

 

はなこは、練習に真面目で、後輩達もまとめてくれる、頼り甲斐のある同期です。一緒に試合に出る時も、はなこがいると安心します。

そんな彼女とは、練習内外で沢山の思い出があります。自分の恥という恥全てを知ってくれている人であり、また、彼女の恥は大体知っている自信があります。

これからもお互いの、お調子者で馬鹿馬鹿しいところを笑い合っていけたら嬉しいです。

 

さて、私の優勝にかける思いブログですが、何を書くかとても悩みました。昨日のリーグ戦で優勝への道は閉ざされてしまいましたが、自分なりに部への想いを綴ろうと思います。

 

私は、勝負事が得意ではありません。これまでも、強気な選択をしたと思えば、その先で弱さに流されてきた経験が沢山あります。

 

そんな私でも、約130人の部員が所属する組織で、ラクロスという非常に競争的な競技にトライしよう、しがみついてみよう、と思ったのは、人生を幸福追求に費やしたいという思いがあるからです。

 

私は、やりたい事はやります。やりたくない事はやりません。

それが幸せへの1番の近道だと思うからです。

 

私は、ラクロスが好きです。

 

パスを仲間と繋ぐ時、対峙で相手に勝てた時、新しい戦術やスキルを得た時、本当に面白くて楽しいからです。

 

私は、慶應女子ラクロス部が好きです。

 

うんざりするほど面白くて、喜怒哀楽を共にできる仲間がいるからです。彼女達の熱く、努力家な姿にはいつも刺激を受けます。

 

せっかくなので、もう少し詳しくお話ししたいと思います。

 

ラクロスについてですが、私は1年生の頃から、AT、MD、DFと、すべてのポジションを経験してきました。どのポジションも好きで、一つに絞るのは惜しいなあと思ったりしたこともあります。

 

ATは、なんと言っても、仲間と戦術を練ってゴールを揺らせた時が至福です。

MDは、試合中ボールがある所に必ずいる存在。だからこそ、ボールに触れる機会が多くて、運動量は多いけれどもそれがかえって気持ち良いとすら感じられます。

DFは、仲間との団結の瞬間を1番感じられるポジション。ゾーンで守る時、それぞれに与えられた役割があって、でも誰かがミスをしたら誰かが助ける。仲間のカバーをする。だからこそ、連携の声が大切。声を出す事って、簡単そうで本当に難しい。4年の秋でもそれを常に実感します。でも、だからこそみんなで守っていると、1人じゃないと、感じられる素敵なポジションです。

 

と、こんな感じで、ラクロスというのは知れば知るほど奥が深い、面白い競技なんです。(ゴーリーも凄く面白そう)

 

とは言え、もちろん、ラクロス部の一員として活動する中で、辛い瞬間は沢山ありました。

 

実際、部活に入ってから、やりたいと思えなかった事も沢山やりました。

 

でもそれは、自分の最終的な幸福である、仲間とラクロスをする事を達成する為に、無くてはならないものでした。

 

真の幸福とは、犠牲を無くして得る事はできないと思います。

 

でも、その犠牲すら犠牲に感じなくさせてくれる仲間が、私には居ました。

 

寒くてたまらない朝の丸子も、灼熱の中のゴール運搬も、僻地まで練習試合をしに行く道中も、強度の高い練習に思わず倒れ込んだ時も、どの瞬間を切り取っても、仲間が隣に居てくれました。

 

1人じゃ挫けそうだった練習も、仲間が居れば出来るもんだなあと何度思ったことか。

 

ラクロス部として活動出来る時間が残り少なくなった今、考えてみれば、辛かった記憶は全て、周りの皆んなのおかげで最高の思い出だった事に気付かされました。

 

色々な話をタラタラとしてしまいましたが。

 

究極な話をすれば、人間は皆んな死ぬんだから、全てのことに意味はある様で、ないと思うんです。

 

じゃあ、自分が死ぬまでの暇つぶしに、幸福を追求してみよう。

 

やりたい事は全部やっておこう。

 

という感じの考えが、私の頭の中にぼんやりとあります。

 

辛い記憶も楽しい記憶だったなどとかきましたが、それは私が今4年で引退間近だからこそ言える事かもしれません。

 

ラクロス部にいると、正直色々な悩みが尽きませんが、後輩には、こんなマイペースな先輩も居たなあと、思い出して少し気持ちが軽くなってくれたりしたら嬉しいです。来シーズンも頑張ってね。

 

最後に、

勝手ばかりして生きてきた私を支えてくれた家族に感謝したいです。

高校から1人で渡米したかと思えば、大学では実家に戻ってきて部活に入る!と言い出し、家族には本当に様々な面で負担を掛けてしまいました。それでも何も言わず、いつも応援してくれていたお父さん、お母さん、妹、じいじばあば、有難う。皆んなが優しく見守ってくれていたから、ここまでの学生生活を謳歌する事ができました。

これからは私が皆んなに恩返ししていきたいです。

 

次のバトンは、同じくDFの#62みさこに渡したいと思います。

 

みさこは、真夏の練習試合の後に、結婚式場のバイトへ直行する肝の座った同期です。(私が結婚する時は、絶対にシャワー浴びてきてね)

人とは違う感覚を持つ彼女に、いつも笑顔にさせられます。有難う。たまにいじってごめん。

彼女は、力強いDFアプローチとは裏腹に、普段はミュージカルのファンで、カラオケでは美しい歌声を披露してくれるんだとか!

ちょっぴり抜けていて、仲間想いな彼女の描く文章が楽しみです。

 

長くはちゃめちゃな文章になりましたが、最後まで読んで頂き有難うございます。

 

昨日のリーグ戦で、残念ながら慶應は敗退してしまいましたが、まだまだ23チームは続きます。

 

今後とも、慶應女子ラクロス部の応援を、宜しくお願い致します📣

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