慶應義塾大学體育會女子ラクロス部公式ホームページ
我が部が誇る最強天使、はーからバトンを受け取りました、4年MD#97の宮川絢名(あやな)です。
はーが素敵な紹介文を書いてくれて涙がちょちょぎれました🥲
はーちゃんは、出会った時からずーっと優しくて、いつも笑顔でおはよって言ってくれて、どんなにしんどい朝もはーの笑顔を見るだけで幸せな気分になれる、みんなの天使なんです👼🏻🫶
ときどきブラックはーちゃんが出てくるけど、そこが最高に面白くて、4年目になってもまだまだ知らない部分が出てくる面白い人です。
どこにいってもみんなから好かれるはーちゃん、いつもありがとう、これからもよろしくね。
さて、とりあえず私は自分のラクロス人生について振り返ってみようと思います。
私といえば「怪我」のイメージがあると思うので、怪我の話も混ぜながら書こうと思います。
ダラダラと長く書いてしまいそうなので、そこはお許しを。
兄がラクロスをしていたことから興味を持ち、代が被っていない先輩方の1日密着動画を見て、学生生活最後の大学4年間、真剣に何かに取り組んで、チャラチャラせず規律正しく生活したいと思ったことから、ラクロス部への入部を決めました。
正直即決でラクロス部に入ることを決めた私ですが、この4年間、何回か部活を辞めたいと思うことがありました。
まずは1年生の夏。仕事も部活も人間関係も何もかもしんどくて、本当にみんなで一斉に辞めよう!とまで話していました。それでもなんとなく続けることになりました。
他にもたくさん辞めたいと思った瞬間はあったけど、正直あんまり今となっては覚えていません🙃
私は今まで個人競技しかやったことがなく、団体競技に挑戦したのが初めてで、本当に慣れないことばかりでした。ずっと共学で男女混合の部活に所属していた私は、女子だけで構成されている部活に入ったのも初めてで、空気感に慣れるまで時間がかかったのを覚えています。
入部当初は、上手くなりたいという一心で、兄と近所で自主練したり、家から1時間以上かかるグラウンドまで、オフに自主練しに行ったり、とにかくラクロスばっかりしていた1年生でした。
でも1年生の夏にシンスプになって、思った通りに走れないし動けない状況になり、制限付きでラクロスをするようになりました。
ここから私の怪我の連鎖が始まったように思います。
唯一自信のあった、短距離の足の速さも、ラクロス部の中ではそんなに大したことなくて。でも自信のあった部分さえ怪我で自信がなくなって。思うように試合にも出れず苦しい日々を過ごしました。
2年生になってやっと基礎技術もある程度固まってきてちょうどラクロスが楽しくなってきた時に、手首にヒビが入りました。
怪我した瞬間に、終わったと思ったし、なんでまた私?って正直思ってました。
部活に行っても、クロスも触れない、壁打ちも出来ない、筋トレも出来るものが限られてて、本当に何をすればいいか分からず、なんで私は毎日早朝から練習に来てるんだろう、と正直思ってました。
自分は練習もできないのに、グラメや準備のために誰よりも早く、3:45に起きて部活に行く生活に、意味を見出せなくなって、本当にメンタルが落ち込みまくりました。
アウトしてる時も、周りにどう思われているんだろう、サボってるとか思われてるのかな?筋トレ楽そうでいいなとか思われてるのかな?とか、ずーっと周りの目を気にして、1人でしんどくなって。
練習試合の日は特にしんどかったのを覚えています。筋トレもできないし、アウトの私はただデータを取るだけ。同期たちはどんどん上手くなって試合で実力を発揮してて。私はただ見てるだけ。データをとっても別に特別感謝されるわけでもなく、私ってデータとるのが仕事なんだっけ?プレイヤーじゃないんだっけ?って思ってました。
でもある時育成の先輩が、最近怪我どう?って声をかけてきてくれました。その時、先輩が「あやなはいつも頑張ってるよね。いつもちゃんと見てるよ。」と言ってくれました。私はその言葉を聞いて本当に泣きそうになったし、練習試合中ずっとうるうるしてました。
自分が何をしてるかなんて誰も気にしてないと思ってたし、いくら裏で頑張っていても気づいてくれている人はいないって思っていたからです。
この言葉をかけられたとき、頑張っていたら、全員じゃなくても、絶対に誰かは見ててくれていて、こうして言葉で伝えてくれる人がいるんだなと感動したのを覚えています。
その時から、私は怪我をしている人やアウトしている人を見ると、ついつい声を掛けてしまうようになりました。
後輩たち、この先輩ダル絡みしてくるなって思ってたらごめんね😅
アウトって本当に孤独だと私は思います。常に誰かが見てくれている訳じゃないし、怪我を治すために、そして復帰後に周囲から遅れを取らないように、何が必要なのか自分で考えて、ひたすら自分と向き合い続ける期間だからです。
一緒に頑張ろう!ナイスファイト!って言い合う仲間もいないし、1人取り残されてる気分でした。
でも実際は、周りの人たちはそんなこと思ってなくて、同期は私が復帰するのを楽しみにしてくれていました。
復帰する時、対峙系のメニューに入るのが怖かったし、逃げたいと思ったこともあります。でもスタッフの先輩方や同期が支えてくれて、戻ることができました。
こんな私でも、復帰する時、本当に心からおめでとうって言ってくれた同期、全然ブランク感じないねって褒めてくれた同期、よかったねって言ってくれた同期たち、本当にありがとう🥲
同期のお陰で私は今もラクロス部にいられています。
怪我をして全アウトして、復帰して。このサイクルをこの4年間で何度経験したか、正直あまり覚えていません。
130人以上いる大所帯の中で、自分自身の存在意義を見失って、私がいなくてもこの部活は普通にまわるし、誰も気にしないって思ってしまっていた時期もあったけど、4年間ラクロス部に居続けた今なら、自信を持ってこう言えます。
全員がラクロス部に必要な人材で、居なくなってもいい人なんて居ない、ということです。
誰にでも強みや、長所があって、それはラクロスの技術だけじゃなくて、チームや同期内での役割でもいいんです。盛り上げる役だったり、厳しく言える人だったり、周りを癒す役だったり。ほんとに些細なことでも、良いチームになる為には絶対に必要な1つの要素だと私は思います。
私は自分の強みを長らく見つけられず、自己肯定感も下がっていたけれど、周りの同期は、あやなは足速いじゃん!とか、視野広いじゃん!!とか言ってくれて、周りの人たちにすごく助けられました有難う。
だから今、ラクロスがあんまり楽しくない人、モチベが上がらない人、怪我でアウトしていてメンタルがやられている人たちには、その苦しみはいつか消えるし、絶対楽しくなる時が来るよ、ということを伝えたいです。
正直、ラクロスが上手くいってそうに見えるトップチームの人たちでも、その人たちなりの悩みがあるし、みんな苦しんで悩んでそれを乗り越えてここまできています。
だから周りを頼って、悩みは周りに相談して、泣きたいなら泣いて、思ったことは言ってみれば良いんです。
私は誰かの前で泣きたくないし、悩んでるところを見せたくない人間だけど、別に同期になら何を見せても引かれないし、絶対に真剣に話を聞いてくれる優しい人たちばかりなので、今悩みが少しでもある人たちは、誰かに話してみることをおすすめします😂
同期が私の心の支えだし、私は同期がいたからここまでラクロスを続けてこられたのだと自信を持って言い切れます。本当にこの代で良かった、こんな私を受け入れてくれて有難う。みんな大好きです。
私は周りに弱みを見せたくない派なので、メンブレしてるように見えない、と同期にはよく言われるのですが、部活中に泣きそうになったこともめちゃくちゃあるし、笑顔が引き攣ってしまったりしたこともありました。
だからこのブログを読んでいる人には、本当に人を頼るということを忘れないでほしいなと思います。
全部1人で抱え込むんじゃなくて、同期に話してみるとか、先輩に相談してみるとか。
尊敬されるような先輩ではないので、頼りになるかは分かりませんが、私はいつでも相談でもなんでも待ってます😌
長くなってしまい申し訳ないのですが、最後に両親と同期への感謝の気持ちを伝えたいと思います。
【両親へ】
普段部活でこんなことがあったとか、本当に家で話さない私だけど、事細かに聞こうとしないでくれるところが私はすごく心地良かったです。
両親には弱みを見せたくなくて、部活辞めたいだとか、しんどいだとか言ったことはないけれど、きっと両親は気づいていたように思います。
それでも気づかないふりして、何も言わず、ただただ普通の日常生活を送らせてくれて有難う。
家に帰ったら美味しいご飯を作って待っててくれて、朝部活に行く時も、早朝にもかかわらず朝ごはんを用意してくれて、部活から帰って熱中症で死んでるときは黙って冷やすものを持ってきてくれて、夏バテでご飯が喉を通らないときはお粥を作ってくれて、遠征や部活でどれだけお金がかかっても、「やりたいことを思う存分やりなさい、楽しんで!」と気前よく送り出してくれて有難う。
お父さんお母さんの支えがあって私はここまで来れました。
いつも私のことを考えて応援してくれてサポートしてくれて有難う。
これからは私が恩返しします。
【同期へ】
頼りない私を受け入れてくれて、いつも笑わせてくれて有難う。同期がいるから頑張れてます。こんなに面白くて最高な同期たちは他にいません。毎日毎日会ってた同期ともう少しで別々の道に進むのが信じられないし寂しすぎるけど引退しても就職してもずっとよろしくね。
長くなってしまいましたが、とにかく私が伝えたいのは、人に頼って良いということ、周りのサポートがあってラクロス出来ていることに感謝すること、一瞬一瞬を楽しむことです。
ラクロス部で過ごした4年間はほんとに辛いことも多かったけど、それよりも楽しくて幸せな記憶がたくさんあります。
そして私自身、成長したなと思える部分がたくさんあります。
試合に出れる出られないとかじゃなくて、ラクロス上手い下手とかじゃなくて、この部活で自分が何をしてきたか、成長できたかどうかが大事なのではないかと思います。
ラクロス部に入って本当に良かった。引退まで2ヶ月を切っているけれど、最後までみんなで頑張ろう🥹🫶
さて次は、我らの姉さん、#52たまきにバトンを渡したいと思います。
一見クール美人に見えるたまきですが、実際はめちゃくちゃギャグセンが高くて、常に私たちを笑わせてくれる、ユーモア溢れる人です。それでいてめちゃくちゃ熱くて、真剣にラクロスに向き合い続けてきた人です。お互い怪我をして全アウトして、一緒に筋トレしたり、悩みを打ち明けたり、時々弱音を吐いたり、同じMDで一緒に頑張ろうって鼓舞し合ったり、たまきとは色んな思い出があります。
たまきが部活にいることで空気が明るくなって、先輩後輩どちらにも慕われる、面白くて最強に可愛くて美人で真っ黒なたまきが大好きです👩🏾🦰💖
長い長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
23チームはここからまだまだ続きます!!
応援頂けますと幸いです🙇♀️