優勝に懸ける想い -vol.2-

下田 葉菜 (#69 AT)

女子ラクロス部の皆んなの憧れ、リアルバービーちゃんの、のぞみからバトンを受け取りました、4年AT#69の下田葉菜と申します。

 のぞみとは高校生の頃からの友達で、夜まで一緒に論文書いたり、議論したり、勉強したり。そんな事を思い出しながらLINEを遡っていたら、2019年の私たちは「のぞみちゃん!」「はなちゃん!」って呼び合っていて、「明日、何時着の電車に乗る?」っていう会話をしていました。この時の私たちに言いたいです。「4年後も、全く同じ会話してるよ!!」って。そして「一緒の部活で毎日濃すぎる時間過ごしてるよ」って。

 のぞみとはほぼ毎日、同じ電車に乗って部活に行って、練習して、沢山話して。一緒の時を多く過ごす中で、毎日毎日のぞみの凄さを実感しています。美しさに加え、何よりも優しすぎる。同期はもちろん、先輩後輩からも愛されていて、部活外のお友達も沢山いて、人望が熱い理由が心の底から分かります。そんなのぞみと出会えたことに感謝しています。白目剥いて寝ていても、こんな絵になる人見たことないくらい可愛いのぞみちゃん、これからも末長くよろしくね。

 さて、ついに私にも引退ブログを書く時期がやってきてしまいました。文章を書いているうちに、ついつい長くなってしまう私ですが、お時間がある方はお付き合いいただけますと幸いです。

 なぜラクロス部に入ったのか、大学入学当初を振り返ると、あの決断はかなり急だったなと思い出します。私は中高6年間テニスをしていましたが、団体戦が好きなタイプで、1つの勝利を皆んなで全力で追いかけることが私にとっての生きがいでした。そんな熱い思いを、今度はチームスポーツで味わいたいなぁと考えていたところ、ラクロス部のInstagramに出会いました。そこからはトントン拍子で進んでいき、ポンっと入部志望のDMを送り、今こうしてブログを書いています。

 入部してからは、コロナの影響で、無機質なパソコンに向かって、クロスを振る日々が始まりました。zoom上での練習が終わってボーッとしていると、真っ暗な画面に自分が映し出され、どこか寂しかったことを思い出します。その後、有難いことに感染症対策をしながらグラウンドに集まってラクロスが出来るようになり、「ついに思い描いていた大学生活が始まった!」と思っていた矢先、私は病気に罹ってしまいました。思っていたよりも良くならず、約2ヶ月間自宅で療養させてもらうことになりました。せっかく同期と対面で会って、ラクロス出来ると思っていたのに、と悔しくてたまりませんでした。皆んなが毎日頑張っている中、1人だけ時間が止まってしまっているような、そんな感覚がありました。そして不安を抱えながら復帰した私ですが、そんな私の周りには、「待ってたよ!!」と明るく声を掛けてくれる同期が居ました。それがすごくすごく嬉しくて、この部活に入って良かったと実感した瞬間でした。

 その頃から今まで、毎日沢山の刺激を受けながらやってきました。私は、自分に自信が無く、自分のプレーに対しても不安がありました。自分を情けなく思うことも日常茶飯事でした。ATなのに全然得点できず、先輩の前で大泣きしたこともあります。泣いている暇があるなら練習に時間を費やすべき、ということは頭で分かっていながらも、涙が止まりませんでした。そんな時、4,5人の先輩方が私を囲んで、話を聞いてくださいました。熱い言葉もかけてくださいました。そんな1個上の先輩方は全ての層で日本1を取り、最後の最後まで私にとっての憧れでありました。

 そして、その他にも多くの方から刺激を受ける日々でした。後輩はもちろん、他大学でラクロスを頑張っている高校の親友、そして何よりも同期の皆んなからです。私は、リーグ戦等でプレーの写真を撮らせてもらう機会が多くありました。カメラで皆んなのことを追いながら、1人で密かに心を打たれている事は日常茶飯事です。レンズ越しの皆んなの姿は本当にかっこよく、アップした時に見える熱い表情には、いつもグッときています。それと同時に、正直自分の弱さも痛感し、切なくなる時もあります。フィールドでは皆んなが日本1を目指して前を向いているのに、自分に自信が無い、と言って下を向いてしまう事がある自分に悲しくなります。でも、家に帰ってその日撮影した皆んなの写真を見てると、やっぱり刺激をもらって、最後まで前を見続けようと思わせてくれるのです。勇気づけてもらうのは写真からだけではありません。8月に足首の怪我をし、このタイミングで人生初の松葉杖生活となって、「あぁ終わったな。」と思った時も、同期がいつも前を見させてくれるような声を掛けてくれました。「一緒に試合に出たいです」って言ってくれた後輩も居ました。こんな最高な場所で大学生活を過ごせている事に心から感謝したいと思っています。皆んなで日本1、掴み取りたいです。

 

 本当に本当に長くなってしまいましたが、最後に。

 

【同期の皆んなへ】

 「集団性陰キャ」で、気付いたら隅の方でこじんまりと固まっている光景は日常茶飯事だけど、1人ひとりがすっごく優しくて、温かくて、しっかりしていて。迷惑をかけてしまう事も多かったけど、いつも助けてくれてありがとう。病気から復帰後、辞めなくて良かったと思わせてくれてありがとう。最後まで皆んなと一緒に駆け抜けたいです!

【後輩の皆んなへ】

 頼りない私ですが、いつもにこにこ笑顔で話しかけてくれてありがとう。すっごくパワフルで明るくて、とてもとても助けられています。来年以降のチームも期待しかない!卒業後、試合観に行かせてもらった時にもし私が陰キャ発動させていても、話しかけてもらえるととっても喜びます。泣

【そして最後に、家族の皆んなへ】

 感謝してもしきれないくらい、沢山支えてもらいました。本当にありがとうございます。部活人生で数えると10年間。部活をさせてもらう事が当たり前ではないのに、辞めたい、と嘆いてしまう日も沢山ありました。それでも我儘な自分の背中を押して見守ってくれてありがとう。皆んなそれぞれスポーツをやってきている中で、私の心に刺さるアドバイスを沢山くれました。失敗を恐れずにトライしてみる、これはこの先の人生においても大切にしたいと思っています。改めて、この家族のもとに生まれてくることが出来た事、心から感謝しています。私の1番の自慢です。

 

 次は、女子ラクロス部1ギャルピースが似合う、#97あやなにバトンを渡したいと思います。あやなは頭の上からつま先まで、常に美が宿っていて、特に月ごとに変わっていくネイルにはいつも感動させられます。そんなキラキラあやなはいつも明るくて、ギャルマインド全開なのですが、とても熱いものを持っていて、周りの事を気に掛けてくれる優しい同期です。

 この前、部活後に大熱唱したり、ギャル語でずっと喋ったりしていたあやなを見て、これからもずっとあやなからパワーをもらいたいなって、ふと思いました。「こんなテンションの私、これから女ラク以外に受け入れてくれる人居るかな!?」って言ってたけど、そんな心配は全く必要ない!って思います。元気をくれて、些細な相談事も真剣に考えてくれるあやなに、これからも沢山助けてもらうことになると思うけど、ずっと宜しくね。

 

 長々と拙い文章を書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

いつも応援してくださる皆様に、心より感謝申し上げます。

 ZEROというスローガンを掲げて走り続けてきた23チームはまだまだ速度を落とさず、これからも突っ走っていきます。今後とも応援していただけますと幸いです。

ありがとうございました。

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