優勝に懸ける想い -vol.9-

荒木 茉莉亜 (#MG)

まおこからバトンを受け取りました!4年#MGの荒木茉莉亜(まりあ)です!

 

まおこは、冷静さ、優しさ、安定感、TRに必要とされる素質を持ち合わせていて、ベンチにいると私まで安心出来る存在です。留学に1年間行っていたのにも関わらず、帰ってきてからブランクを感じさせない程公式戦で活躍するまおこは、私の想像を遥かに超える努力をしてきたんだと思います。いつも振り回しちゃってごめんね、支えてくれて本当感謝してます!

 

 

1年生の時のウィンター試合で、私たちの代は優勝をしました。その時、同期達と同じ景色を4年になった時に見たいと思い、日本一を本気で目指すようになりました。

 

そして、自分たちの代になり、悔しくも予選敗退をしてしまいました。

試合終了のホイッスルが鳴り響いたと同時に涙が溢れ出て、もっと自分に出来たことはなかったのかと考えました。正直今も、残りの1ヶ月ちょっと、どう過ごしたらいいのか分かりません。

 

ですが、悔しい結果ではありましたが、共に悔し涙を流して、ごめんねと私に謝る同期、帰り道に一緒に音楽を聴きながら涙を堪える同期、朝早くに遠いグラウンドまで見に来てくれて、慰めてくれた先輩、4年に恩返ししたいから残りの時間厳しく指導してほしいという後輩を見て、私はこの人たちと出会えて、共に日本一を目指せて幸せだなと感じました。

 

私が入部を決めたきっかけは、間違いなく藍です。

高校の授業中、既にラクロス部の練習に参加していた藍が隣でずっとラクロス部の話をしていたということもあって、入学前から楽しそうだなと思ってはいました。ですが、自分が高校でラクロスに挑戦してすぐ辞めてしまったということもあり、なかなか入部する決意が出来ずにコロナ禍での大学生活が幕開けました。

 

ある日、突然藍に「マネージャーしてみようかな」と軽く言ってみたところ、「いいじゃん!やろう!」と背中を押してくれたのを覚えています。多分、いやきっと藍が後押ししてくれていなかったら、私はラクロス部に入ることはなかったです。

その時、ラクロス部への入部を決めたと同時に、どんなに辛いことがあっても、私が辞める時は、藍が辞める時と決めていました。藍がおしゃべりでよかった!ありがとう。

 

 

さて、4年間書き続けたブログも遂に最後になりました。

 

部員に自分の悩みを打ち明けることはなかったなーと思い、ラストシーズンで感じたことを書いてみようと思います。

 

私は先輩や同期から自信が無いとよく言われました。

それを言われるたびに、自分は自信がないのではなく、ないように見えるだけだと思っていました。ですが、いざ振り返ってみるといつも自信がなくて、周りの人達に背中を押してもらっていたことに4年目にして気づきました。

 

私は、自分の中で覚悟も出来ていないまま、主務に就任しました。シーズンが始まるまで、本当に私で大丈夫か、1年間やっていけるのかと不安に思っていました。

いざ、シーズンが始まり、主務としての自覚がつき始めた頃、私はこの部の大きさを実感しました。昨年度日本一を獲ったチームということもあり、何かと注目され、色んな意味で目立ってしまうのが、慶應義塾体育会ラクロス部です。そんなチームを統括し、責任を担うのが主務とは分かっていましたが、自信がなさすぎるのか、自分には荷が重すぎて、何度も押しつぶされそうになりました。

 

去年まで、「なんでもいいんじゃない?」「大丈夫でしょー」とテキトーだった人が、みんなの前で部員1人の行動が部全体の印象を良くも悪くも変えてしまう、慶應義塾体育会ラクロス部の一員であることの自覚を持つべきと今シーズン色んな場面で話し、同期や後輩にあらゆる場面で指摘していたため、後輩からしたら、「うるさいなー」「また言ってるよー」と思われていたと思います。

 

あんだけ言ってたから想像しにくいとは思いますが、言いたいことを上手く言えず、どう伝えたら響くのか、なんなら見て見ぬふりしちゃいたいとまで思いました。正解が分からず、誰にも相談出来ず、孤独だったと思います。

そんな時、ゆりとまなが「まりあが言ってることは合ってるんだから、大丈夫。」と背中を押してくれました。

結局、主務としての1年間も、みんなに背中を押してもらってやっと主務をやりきれました。

 

スタッフとしては、常に自信がなかったと思います。

私はスタッフ長として、先輩後輩の仲が良くて、風通しのいいスタッフチームを守り抜くことを決意し、今シーズンを迎えました。

だが、果たして自分は後輩にアドバイスをする立場にいるのだろうかと日々考えていました。高校でラクロス経験のある後輩MG、JLAの活動にも参加している後輩AS、テキパキ動けて審判も出来る後輩TR、この子達の方が自分よりずっと優れています。

 

風通しのいいスタッフチームを目指しながらも、4年になってからは直接意見をもらうことよりも、他人伝えで知ることが多くなり、人望すらなくなってしまったと思っていました。

自信を喪失している中、同期スタッフの優しい言葉、後輩スタッフの頑張る姿に何度も背中を押されました。

 

青学戦では、初めて自分は観客席から応援していたのですが、ベンチに入らないことを告げた時、スタッフのみんなが「まりあがいないと不安」と言ってくれました。社交辞令なのかもしれないですが、この一言で私は私なりにみんなを引っ張っていけているのかもと自信に繋がりました。そして、私がいないところでリーグ戦という緊張感のある中、後輩スタッフが率先して選手を支え、ベンチワークを熟す姿は本当にかっこよかったです。

 

ここだけの話、人にきつく言ってしまうことも多く、冷静さに欠ける自分を変えようと、自己啓発本を読み漁ったこともありました。

効果があったのかは微妙なところですが、それよりも冷静さを持つ後輩とベンチに入ることで、ベンチのバランスは保てていたと思います。

 

自信がなくても、何かが苦手でも、いいのかなと、この4年間を通して感じました。

最高の仲間たちと足りないところは補い合い、支え合うことも悪くないと教えてくれてありがとう。

 

最後にはなりますが、私が主務として、スタッフ長として、マネージャーとして今もラクロス部の一員でいられているのは、間違いなく周りの人達のお陰です。

かっこいい姿を見せて可愛がってくださった先輩方、最高に愛くるしい後輩達、日本一を本気で目指したいと思わせてくれて、どんな時も味方でいてくれた同期、たくさん振り回してしまったスタッフチーム、私達の活動を常にサポートし、親身に話を聞いて下さった監督陣の皆様、支えてくれた家族のおかげで、今も続けられています。本当に有難う御座いました。

 

辛いことがあっても、悔し涙を流しても、白い肌を奪われても、やっぱり慶應義塾体育会ラクロス部に入って、みんなと日本一を目指せて幸せでした!

 

準リーグ、Vリーグ、新人戦とまだまだ23チームは続きます。応援の程宜しくお願い致します!

 

私は、後1ヶ月ちょっと、スタッフとして、悔いのないように楽しんで、少しでも後輩に何か残してあげられるように、準リーグ、Vリーグに少しでも貢献出来るように、大好きなラクロス部を支えていきたいと思います。

 

次は1年生の時からのお友達兼まりあの助手席DJ #18やまな🩷

私はやまなが誰よりも悔しい思いをして、誰よりも悩んで、誰よりも練習をしていたのを4年間そばで見てきました。この人の熱意と努力は本物です。だから、やまながリーグで活躍してるのを見ると自分のことのように嬉しかったよ。

 

音楽の趣味と食の好みだけは本当に合わないのですが、やまなにだけは何でも話せて、いつもニヤニヤした顔で私のマシンガントークを聞いてくれて、何があっても味方でいてくれました。本当に感謝してもしきれません。

やまなと行く外部グラウンドは本当に楽しかったよ。

現金足りなくなるまでコストコで爆買いしたり、ドライブスルーを必死に探したり、頭おかしいことで大爆笑したり、どこを切り取ってもまりあのラクロス部の思い出にはやまながいます!ずっと隣にいてくれてありがとう。

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