慶應義塾大学體育會女子ラクロス部公式ホームページ
ATのブレインやまなからバトンを受け取りました、4年AT#57の矢代菜奈子(ななこ)です。
やまなは、同じ人間とは思えないくらい賢いのに、時々心配になるくらい頭がおかしくなってしまいます(めちゃおもしろい)。そんなやまなと一緒にいるのがだいすきです🤩
やまなとは同じポジションで、チームも同じで4年間切磋琢磨して頑張ってきました。やまながいたから最後まで諦めずラクロスができたと思います。本当にありがとう。
やまなこれからもよろしくねん🤝
今回のブログではラストイヤーに気づいたことについて書きたいと思います。
私はラストイヤー、「人と比べず自分の強みを伸ばすこと」を1番意識して挑みました。
4年間を振り返ってみると、部員120人が所属するラクロス部に入部してから、チームで勝つことよりも、同じポジションの人との戦いばかりに重きを置いていたように思います。
「○○が1Q.2Qで2得点したけど、私は0点。だから私が3.4Qで3得点以上は絶対取らないと」
など、毎回の試合で得点を数えながら試合に出ていました。ラクロスをする意味が本来とはかけ離れたものになっていたと思うし、得点を意識しすぎてラクロスを楽しめてなかったように思います。
そもそも、私が高校時代にラクロスをはじめた一番の理由は、チームで勝ちたかったからです。中学時代、バレーボール部に所属していたのですが、公式戦はもちろん、練習試合でも殆ど勝ったことのない弱小チームでした。そのため、チームで勝ちを喜んでみたいと思い、競技人口が少なく、勝つ機会が他のスポーツよりも圧倒的に多いラクロスを始めました。
そんな私が「人と比べない」ことの大切さを知り、ラクロスを始めた理由を思い出せたのは、小学校からの先輩のお陰だと思います。
その先輩は、多分私のことを1番よく分かってくれていて、必要な時に的確なアドバイスをくれます。本当にありがとうございます。
「ななこは、誰かに抜かされそう、誰かを抜かす、とか小さな場所で戦いすぎ!日本一を目指すなかで、自分に求められていること、今しなければならないことをきちんと理解して、体現することが大切やで」と。
これを聞いて、私は今までいかに狭い視野でラクロスをしていたのだろうと反省しました。
大学1年生では、同じポジションで経験者の同期が4人もいることに一時的に絶望(今となっては、みんながいたからここまで頑張れたと思いますありがとう)したとともに、100人を超える部員がいると、試合に出ることが当たり前ではないと知り、周りと比べはじめ、
大学2年生では、トップチームに上がらせてもらい、上手な先輩と自分を比べては、技術レベルの大きな差を痛感し、ついていくことに必死で、周りが見えなくなって余裕がなくなり、
大学3年生では、人生で初めて怪我をしたことに加え、人と比べすぎて、自分のプレーに自信が0になったりしました。
良い思い出ばかりではなかったけど、この3年間の経験があったから、実は負けず嫌いな自分が学生生活の全てをラクロスに捧げられたのだと思います。
そのようななか、大学4年生では人と比べないようにするだけで、ラクロスがありえないくらい楽しかったし、自分の強みである裏の1on1にも自信を持てるようになってきました。
しかし、ラストイヤーのリーグ戦は思ってる以上に甘いものではありませんでした。
8月14日の明治戦と9月10日の中央戦、勝てばFINAL4進出、負ければ予選敗退、そんな状況で負けるなんて考えてもいませんでした。けれど、力を出し切れず、引き分けと負けという結果に。試合を振り返っていると、負け=引退が怖くて弱気になっていた自分がいたことに後悔が募るばかりです。もっともっとこのチームでラクロスがしたかったです。
リーグ戦は予選敗退してしまいましたが、まだまだ23チームは終わりません。
準リーグ、Vリーグ、Kingdom Cup、ウィンターの優勝に向けて、私がラクロスで知っているすべてのことを後輩に全てを伝え切って引退したいと思います。
大学でもラクロスを続けて大正解でした💮
次は、1年生の時から私たちを引っ張ってくれている頼れるエース#74みもです!
みもは普段は笑顔が可愛いくていつも私たちを癒してくれているのに、ラクロスをしている姿は、かっこよすぎて見惚れてしまいます。
そんなみもとラクロスをするのが楽しすぎるし、だいすきです🫶🏻
今までATとチームをトップチーム幹部として引っ張ってくれて本当にありがとう。
これからもよろしくね🤝