10月20日 関東学生ラクロスリーグ 準決勝 vs.立教大学

苦しいブロック予選を見事に勝ち抜き、手にしたFINAL4。海外遠征を通して今日迄に培ったチーム力を存分に発揮し、FINALへと駒を進めたい。

試合開始。勢い良く上がったドローを取りきった#76田中を起点に慶應が攻め込む。ゴール前のこぼれ球を#71平井が拾い、1-0と先制点を挙げる。相手も負けじと得点を奪い返し1-1とリードを許さない。しかし、また#71平井が魅せる。#33山本のフィードを受けそのままシュートを決めきり、2-1。その後、連携したプレーでボールを繋ぎ、#17脇坂がゴールに力強く叩き込み3-1。立教の確実な1on1で得点を許し、3-2で第1クオーター終了。
1点リードで迎えた第2クオーター。未だ油断の出来ない状況の中、第1クオーターに引き続き積極的にゴールを攻め続ける慶應。開始1分、#26井上からのフィードを #18荒井が目にも留まらぬ速さでシュートを決めきり4-2。相手のリードを許さず徐々に点差を広げてきたが、ここから相手の猛攻が始まる。巧みなフィードとゴール前での強い動きから立て続けに2点を奪われ4-4。慶應のDF陣は一瞬も気の抜けない相手に対し粘り強くゴールを守り続ける。しかしパワーのある1on1からシュートを決められ4-5と本試合初のリードを許してしまい、そのまま第2クオーター終了。
第3クオーター。再び逆転したい慶應は序盤から力強い仕掛けを見せ、果敢に攻める。相手のズレを見事に利用した#17脇坂が素早く攻め込み相手のファールを誘う。フリーシュートを獲得した#18荒井、主将の意地を見せ5-5と試合を振り出しに戻す。しかし決勝への強い想いは両校変わらない。相手の粘り強い攻めに苦戦し、相手にフリーシュートを許してしまう。そのままゴールに押し込まれ5-6と又も逆転を許してしまう。慶應もゴールを狙うも決めきれず、相手のポゼッション時間が続く展開となる。勢いの止まらない相手に更に2点の追加点を許し5-8で第3クオーター終了。
第4クオーター開始。立ち上がりのドローを相手の物としてしまうも、開始1分で#17脇坂が勢い良くシュートを放つ。惜しくも決まらなかったが、直後にこぼれ球を慶應が取りきると、#85針山が強く仕掛け執念のシュートを打ち、得点を挙げ6-8と点差を詰める。#85針山は今シーズン初得点となった。このまま流れを掴み得点を重ねたいが、両者共にペースを譲らない展開となる。中盤5分、再び相手に失点を許し6-9となってしまう。終盤まで粘り強く攻め、#17脇坂からフィードパスを受けた#18荒井がシュートを放つも決まらない。終了間際、相手が更に2得点を重ね6-11となる。そして試合終了のホイッスルが鳴り響き、FINAL4の戦いは幕を閉じた。

選手1人1人自信を持ってフィールドに立ち、勇敢に戦い抜いたFINAL4第1戦。悔しい結果となってしまったが、来シーズンへとこの想いをきちんと繋ぎたい。

大久保ヘッドコーチからのコメント
関東学生ラクロスリーグ戦準決勝
-勇気ある試合-

良い試合だったのではないか。すごく勇気のある試合だった。立教大学はリーグでトップクラスで、もちろん立教大学を上に見るわけではないが、やはりタレントも豊富でなかなかそういうチームに対し真正面から挑む事は難しい。しかし、DFを中心にきちんとチャレンジし、前からぶつかっていき、第1クオーターは完全にこちらのゲームにし先手を取れた。第2クオーター以降、ちょっとドローが計算外で取りきれなかった事で相手のオフェンスが長くなり、失点が嵩んでしまった。それでも最後迄こちらのゲームプランで進める事は出来た。惜しいシュートが何本か決めきれなかったが、これに対し皆には惜しいと感じて欲しくない。やはりあれは練習中から入っていなかった、それがそのまま試合でも出ただけで想定内の事である。結局普段から入らなかったからここでも入らなかったという事。惜しいと思える程、シュート精度を上げていくべきであるし、熟成度というのがずっと今年の内の課題であった。立教大学と正面からぶつかり、勝ちきれず、良い試合をして課題を得たのかなと思う。未だ準リーグもVリーグも続いていく為、きちんと練習しましょう。

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