VリーグFINALvs日本体育大学戦 11月14日@狭山総合グラウンド

雲一つ無い秋晴れの空の下で始まったVリーグFINAL。優勝を掛けたこの試合を、全員で勝ちきりたい。

試合開始。相手にドローを取られてしまうが、序盤から連携の取れた力強い守備により、ボールダウンを誘う慶應。ターンオーバーを繰り返し、相手がシュートを放つが#15野澤のナイスセーブにより慶應が攻撃のチャンスを作る。勢いのある攻撃を見せた慶應だが、パスミスによるボールダウンから、先制点を取られてしまい、0-1。ピンチを脱するべく、粘り強くグラボに寄り#22西股がドローを勝ち取る。攻撃の機会を伺う中、相手のファールにより#54宮本からのフリーシュート。相手ゴーリーにセーブされるが、ライドを制した慶應は再び攻撃権を手に入れた。#68中田の素早い走りにより、自陣までボールを運び攻撃の体制を整えるがファールを取られた慶應は、そのままボールを奪い返せず、0-2。相手の勢いに飲まれた慶應は、再び点数を取られ、0-3。チーム一丸となり巻き返しを狙う中、#54宮本が長い拮抗を破り、1-3。相手も負けんばかりと連携の取れた攻撃を見せ、1-4。ドローで相手にボールを取られたものの、ボールダウンにすかさず寄り慶應が再び攻撃のチャンスを作る。#67塩田の正確なフィードパスを受けた #54宮本がシュートを放ち、2-4。その後再び相手のシュートが決まり、2-5。少しでも点差を縮めたい慶應は攻撃を続け、フリーシュートを勝ち取り、#22西股が勢いのあるシュートを決め、3-5で第1クオーター終了。
第2クオーター開始。ターンオーバーを繰り返す慶應と相手。体力が削られる中諦めずボールに食らいつく慶應はグラボを制し、#49橋本が攻撃のチャンスを作る。相手のズレを見事に利用した#17岩本は鋭いシュートを放ち、4-5。勢いに乗った慶應は、再び攻撃に持ち込むが、クオーター終了の笛が鳴り、4-5で第2クオーターを終えた。
1点ビハインドまで点差を縮め迎えた第3クオーター。両者ともにペースを譲らない展開となる。幾度ものピンチを救った#15野澤だが、相手の粘り強い攻めに苦戦した慶應は、相手のシュートを許してしまい、4-6。勢いの止まらない相手に、再び追加点を許し、4-7。再び開いてしまった点差を縮めるべく、ダウンボールに素早く反応する慶應。#22西股がグラウンドボールを制し、攻撃のチャンスを作る。正確なパス回しを続ける慶應だったが、惜しくも時間が足りず、4-7で第3クオーター終了。
第4クオーター開始。攻撃権を得たい慶應だが、相手のポゼッション時間が続く展開となる。相手にシュートを決められそうになるが、連携の取れた粘り強いディフェンスにより、ピンチをチャンスに変えた慶應。#67塩田が相手を寄せ付けない、凄まじいラン突破で何人ものディフェンスを抜いて行き、自陣までボールを運んだ。慶應は勢いのある攻撃を見せるものの焦りが生じ、パスミスが続き再び相手に攻撃権を譲ってしまう。執拗なプレッシャーを掛け、再び慶應は攻撃のチャンスを作るが、決勝への強い思いは両校とも変わらず、互いにポゼッションを譲らない。慶應は一瞬も気の抜く事が出来ない相手に対し、粘り強くゴールを守り続けるが、力強い相手のシュートにより、4-8。勢いの止まらない相手に更なる追加点を許し、4-9。ボールを奪うべく諦めず守備を続ける慶應は、相手の予想外のオウンゴールにより、5-9。終盤までプレッシャーを与え続ける慶應は、相手のラストタッチにより攻撃のチャンスを得る。チャンスを確実に点数に繋げたい慶應は慎重だが、力強いオフェンスを見せ、#57矢代がゴールネットを揺らし、6-9。相手も最後まで勢いを緩めず、終了間際相手にそのままゴールに押し込まれ6-10で試合終了。

試合を通し、最後まで諦めずに粘り強く戦い続けた慶應。悔しい結果になってしまったが、この想いを糧にシーズンの残りの試合を20チーム全員で勝ち抜いて行きたい。

大久保ヘッドコーチからのコメント
VリーグFINALvs日本体育大学
-10点ゲームを制する力-

やはり、日本体育大学の方が実力が高く、6-10のスコアも実力相応ではあった。ただ、ゲームの流れでそれを覆す、又はイーブンに持ち込める場面は有った。ハーフタイムでも言った通り、10点を取ったチームが勝つゲームであった。スコアの何対何かに囚われるのではなく、10点を取る力が不足していた。更に、グラボへの反応が相手の方が上であった。準リーグ、Vリーグは自分に何が足りないのかを知るリーグである為、今回の試合でそれがはっきりした。次回以降の練習で何をすれば良いのかをしっかり考える事が大事である。

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