10月27日 FINAL4 vs東海大学

天気予報とは裏腹に真っ青に晴れた空の下、FINAL4vs東海大学が行われた。2年越しの決着を着けるべく、因縁の敵を倒したい。

試合開始。勢い良くドローを取った慶應はそのままセットATへ持ち込む。ゴール裏#58清水からパスを受けた#73伊藤、1on1シュートを仕掛けるもののゴーリーセーブとなる。相手にボールを運ばれるが、28#大沢、#58清水のナイスインターによりボールを物にし、#33西村のフリーシュートにより先制点を決める。続くドロー、相手に一気に攻め入られシュートを打たれるが、守護神#28大沢の華麗なセーブが決まる。

すかさず#73伊藤、リバウンドボールを攫い、フィールドを駆け上がる。常に攻めの姿勢を崩さない慶應、#97小久保からパスを受けた#73伊藤の豪快なフィードシュートにより2-0。相手にセットATに持ち込まれても冷静にクリアを運び、#32友岡がシュートを打つが惜しくも枠外。その後も#33西村が力強くシュートを仕掛けるがゴーリーセーブ。#73伊藤もブレイクシュートを打つが枠外、怒涛のシュートラッシュが続く。ここでついに#97小久保からパスを受けた#77橋本がゴールに押し入れ3-0。流れを掴んだ慶應、しかしここで12分にも及ぶ膠着状態が続く。両者一歩も引かずじりじりと体力が消耗されていく中、#81野々垣がまるで試合はここからだという疲れを見せない走りでそのままシュートを打つが惜しくもゴーリーセーブ。最後は#73伊藤がフリーシュートを決めきり4-0。前半残り3分。何とか逃げきりたい慶應、しかしドロー30秒後、#33西村、15mラインから大胆なシュートを放ち5-0。一歩も追いつかせる事無く、圧倒的な力を見せつけて前半終了。

圧倒の5点リードで後半開始。更に引き離していきたいところだが、相手にドローを奪われるとパスを繋がれ、そのままゴールへ押し込まれ、5-1。その後ターンオーバーが続き、相手にシュート打たれるも#28大沢のナイスセーブで幾度もピンチを凌ぐ。苦しい展開の最後には#73伊藤がしっかりと決めきり、6-1。簡単には勢いに乗らせない東海。一瞬のボールダウンを奪い、華麗なブレイクで2得点目を挙げ6-2。慶應も負けじとボールを追い、ゴールを狙う。ボールを得た#33西村が持ち前のスピードで鋭いシュートを打ち込み、7-2となる。続くドローを#97小久保が取りきると、僅か3パスで#77橋本からフィードを受けた#51石田のシュートが決まり、8-2。その後も慶應のポゼッションが続き、#97小久保からのフィードで#58清水も得点を挙げる。7点の大差をつけ、9-2で試合終了。

3度目の正直となる東海大学との負けられない一戦。熱戦の末、勝利の軍配は慶應に上がった。

応援してくださった皆様に誠に感謝申し上げます。

有難う御座いました。

以下大久保コーチによる総括

FINAL4vs東海

-三度目の正直-

やっぱり良いゲームであったのは間違いないけれど、良い覚悟が出来てそういう試合になったのかな。昨日の練習の時にこぶ平さんのレポートで6-8で負けるって書いてあって、全員顔面蒼白になっていて。でもそれが現実って事を知って、負けから逃げないで戦えた。試合には勝ちと負けしかなくて、その勝ちだけを見ていても勝てなくて、負けが見えてきた時に立ち向かって倒せる様にならないと。試合中って負けそうって思うシーンがいっぱいある。そこから逃げちゃったら勝ちに向かえない。その負けそうなフラグを倒して勝ち進むって事が皆出来たのかな。逆に東海さんはかなり緊張していて、負けそうだっていう怖さを抱えてちょっと慶應を警戒し過ぎたんじゃないのかな。東海さんらしくなかった。その分慶應が良い形で持っていけて、前半5-0と主導権を握れた。やっぱり何が1番大事か、自信と覚悟、という事がよく分かった試合なんじゃないでしょうか。

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